創業(しゃちょ〜)

弊社とお付き合いの深い、ラジコン業界では有名な「近藤科学株式会社」が創業50周年を迎えられたそうです。おめでとうございます。
私が(組立て)ラジコンを始めた小学校5年生の時は、とてもじゃないけど、高すぎて買えなかったメーカーですが、今は「EX-1」を愛用させていただいております。その機能の一部しか使ってませんけど・・・。

わが社は創業16年目。この業界(サービスロボット)では老舗な会社になりつつあります。なかなか、苦労の多い16年でした。
巷では、ベンチャー育成のために国が給与500万円を保証する仕組みなんてものを検討中のようですが、そんな甘い環境で立ち上げた会社が、その後、継続するのでしょうか?
資産(資金)もなく、利益も出ないのに給与を取るなんて考えられません。それって世の中から必要とされていないわけですから。
本当に有望な事業(技術)であれば、誰かが出資してくれるはずですし、利益が出せる(高めの)金額を提示しても、誰かが買ってくれます。
まぁ、こういうのは起業をしたことが無い人には分からないとは思いますが。
以前、ある方から「山崎君は研究者出身だけど、やりたい研究(事業)が終わったら、会社はどうするの?」と聞かれたことがあります。
これは、意外と素朴な質問で、現在ベンチャーを立ち上げている人でも、答えられる人は、もしかしたら少ないかもしれません。
私としては「会社」の存在意義は「雇用と納税」だと思っていて、それを守るために、得意な分野で企業活動をするものだと考えてます。
なので、得意な分野で事業継続が厳しくなれば、新規事業に事業転換しなければなりませんし、その事業に興味が無ければ、社長とはいえ、誰かに譲って会社を出るしかないと思ってます。
やりたいことだけをやっていても会社は継続できないですし、世の中からも相手にしてもらえません。お客様あっての会社ですしね。