NHKロボコン(しゃちょ〜)

先週末、NHK高専ロボコンの中国地方大会のお手伝いで、地元山口県へ行きました。お手伝いの内容は「電波管理アドバイザー」。要は、競技中に勝手に電波を出させない、出ていたら調べて止める。などを監視したり、準備中に学生達が作ったロボットの無線機周りの技術的なアドバイスなど。
私も、大学1年生の時にNHKロボコン大学部門に、無謀にも1年生にしてチームリーダで出場しました。その時は、自動走行区間と手動走行区間が設けられており、自動走行区間はセンサを使って障害物を避けながら移動するような規定があり、当時(の自分の技術レベルでは)苦労した覚えがあります。途中、FETから煙が出ていて、実況アナウンサーから「火が出てます!」と全国放映されてしまいました。。。
夏休み返上で、朝から晩までロボットを作って大会に参加し、大会終了後は緊張からの開放で、扁桃腺が腫れて数日間、高熱にうなされました。。。

今回のテーマは、2足歩行+2台のロボットによる通信、と難易度が恐ろしく高いです。遠隔操縦の部分はラジコン無線(27MHz、40MHz帯)を使い、ロボット間通信では、2.4GHz帯のZigbeeや、400MHz帯の特定省電力無線通信、赤外線通信が採用されていました。
電波は目に見えない上に、最近は、なんでもかんでも通信機器が搭載されているので、発信源の特定が難しいです。
よく言われる話ですが、練習中は、人も閑散としているので電波状況が良く、問題も出ないのですが、いざ本番となると、多くの観客が来て、一斉に携帯電話の電波が飛ぶし、脂肪分の多い方々がロボットの周りに集まると、水分で電波が吸収され、電波が届かない。など、一気に電波状況が悪くなります。
子供が来ると、携帯用ゲーム機WiFi(無線LAN)が通信を始めます。

11月22日に両国国技館で全国大会だそうです。頑張って欲しいものです。