講演(しゃちょ〜)

最近(といっても、前からだけど)、特に講演依頼を受けることが多くなりました。月2本ぐらいのペースでしょうか。それも、最近は数百名規模の聴講者の前で、60分以上の講演が多くなってきています。
先週は200名、今週は650名。。。過去最長は90分講演でしたっけ?
この前の講演は、神奈川新聞に記事で取り上げていただいたそうです。ありがとうございます。
さすがにこれだけの人数になると、みんなに興味を持ってもらう(要は、寝ない)ネタを用意する必要もありますし、そもそも60分もしゃべると、こっちも疲れてくるので、とにかく動画を連発して、みんなに興味を持ってもらうよう勤めています。まぁ、ネタが「ロボット」なので、タイトルだけで興味を持ってもらえるので、他のテーマよりは大分楽だと思います。
Microsoftパワーポイントを使っての発表の場合、一般的には、1枚30秒ぐらいが目安です。昔、学会発表などをやり始めた頃は、15分の発表時間に30枚ぐらい作って持参しても、緊張して早口になり、大事なことを説明忘れたりして、10分しないうちに終わってしまい、逆に質疑応答時間が長くなって、どうでも良いところまで突っ込まれる事態になり冷や汗モノでしたが、10年以上も経験を積むと、さすがに±1分ぐらいで調整可能になってきました。
学会発表の時間調整のコツは、15分の発表のうち、研究背景や研究目的で約7分、実験方法などの説明で3分(ここで、呼鈴1回鳴らされるぐらいが丁度良い)、そこから2分ぐらいで結果を説明して、最後2分で考察、今後の展望といった感じでしょうか。
意外と、研究発表で重要なのは、実験結果ではなく研究背景・目的のほう。ここをしっかりと説明して、自分の研究の正当性を言い切れれば(聞いている側も、ソコを注目しますし)、実験結果は、基本的には(誰も疑わない)当たり前の結果が導かれるので、頑張って説明する必要はありません。
その他のコツは、まず発表の最初にタイトルを言った直後に、結果(動画だとなお良し)をバーンと見せて、その後、そういう結果になった経緯は・・・といった感じで掘り下げて行くやり方。コッチの方が、聞いているほうも結果が分かっているので理解しやすいです。
国際学会での発表は、当然英語なので、なおさら上手(なストーリーで)に話さないと、聞くに耐えない発表となってしまいます。私の場合は、Brokenな英語で、弾丸トーク。勢いで喋ります。
そんな小ネタを駆使して、60分の講演に耐えうる「しゃべり」を鍛えてきました。