起業(しゃちょ〜)

私も起業して、かれこれ9年目になる。起業当時は若かった。。。今をときめく23歳の春。大学院修士課程の時に大学(研究室や教授)に内緒で作りました。最近は大学発ベンチャーと話題になる企業もあるが、私の場合は全く逆。後から、大学のインキュベーションの教授に起業したことがバレて呼び出されたことがあったが。。。あまりそういうのに興味なかったので、結局大学とは関係の無いところでビジネスをしてました。
しかし、右も左も分からず、限りなく勢いだけで会社を作ってしまったため、「経営」という言葉は私の辞書には無く、即効で資金難に陥りました。でも、学生時代に起業するというのは非常にリーズナブル!技術やビジネスモデルを持っていれば、普通に就職するより起業した方がお勧めです。
時々、学生起業家ということで講演をすることがあります。みんな、どんなすごい話が聞けるのだろう?と、目をギラギラさせてやってくるのですが、私の第一声は「"小さい会社の起こし方"の本を1冊買いなさい。」です。その次は「出張に学割が使えるぞぉ〜」とか「ソフトがアカデミックプライスで帰るぞ!」とか、「親のスネをかじりながら好きな事ができるぞ!」、「会社なんて勢いさえあれば誰でも作れる」などなど、夢のない話ばかりしてます。
まぁ、起業なんて冷静に考えてたら絶対に出来ないですもんね。わざわざイバラの道を進むわけですから。起業をして会社を維持するのは、頑張れば誰でも出来ます。難しいのは、大きくすることです。資金調達はいろんな方法がありますが、調達してもどういう風に使うかが明確じゃないと結局無駄ですしね。でもお金は必要。年末ジャンボ宝くじを西新橋のお店で買おうかな?