デザインする(しゃちょ〜)

川崎市は、15年も前から「かわさき産業デザインコンペ」を開催しているそうです。どうやらデザイナーの登竜門的な位置づけのようで、市内中小企業からテーマが出されると、それに向けて約1年をかけてスケッチ・試作・審査が行われるそうです。そんなことで我々もナビロボを申請しました。車載型のモーションメディア装置が、若手のデザイナーから、どのようなアイディアとして上がってくるか楽しみです。
「デザイン」というと、見た目(プロポーション)をきれいにする作業というイメージになりがちですが、日本語で「設計」と翻訳されるように、コンセプト段階から、機能検討、仕様検討を含め、ユーザーに対して何を提供するかという流れの(ものづくり自体をハードとした場合の)ソフト面全てを行うことがデザインです(だと思います)。
PINOを開発した時も、北野さん、松井さんとコンセプトから議論していたので、結果的に、ロボットの機能的パフォーマンスと、その見た目や仕草が、見ている人の感情移入を誘っていました。
PINOという名前自体、ピノキオから来ていて、人形から人へと進化する過程自体を含めたストーリーそのものを意味していました。今となっては良い思い出ですが、やっているときは死にそうに大変でした。。。

P.S.ナビロボは、5月24日(月)のテレビ東京ワールドビジネスサテライトトレたま」出演予定です。