NHK高専ロボコン全国大会での無線(しゃちょ〜)

この週末、両国国技館NHK高専ロボコンの全国大会が開催されました。毎度、我々は電波管理アドバイザー。とはいえ、地方大会で各チームの現状は分かっているので、割とスムーズに管理ができました。
殆どのチームが、ロボット間通信にZigbee使用を申請しているのですが、殆どのチームが使用している機器がXbeeというZigbeeと仕様は殆ど同じなんだけど、チャンネル固定という規格崩れの機器を使用していました。
ZigbeeBluetoothの良い点は、自動でホッピングして空いているチャンネルを使用するという機能ですが、チャンネル固定な機器なので、利点が減っています。ただ、入手性や勝手が良い(RSコンポーネンツで売っている)ので、多く採用されているようです。で、どういうことが起きるかというと、みんなが同じチャンネルを使う。結果、チャンネルがバッティングする。
ということで、電波管理会議で、各チームに強制的にCH11からCH26を割り当てました。
ちなみにZigbeeのチャンネルと周波数の関係は
CH11:2405MHz
CH12:2410MHz
CH13:2415MHz
CH14:2420MHz
CH15:2425MHz
CH16:2430MHz
CH17:2435MHz
CH18:2440MHz
CH19:2445MHz
CH20:2450MHz
CH21:2455MHz
CH22:2460MHz
CH23:2465MHz
CH24:2470MHz
CH25:2475MHz
CH26:2480MHz
です。
強制的に割り振って、どこのチームからも文句は来ないと思っていたのですが、何チームかは、「チャンネルの変更方法が分かりません」とか「体力的に、もうチャンネルを替える気力はありません」とか、フラフラになりながら訴えてきました。
その辺は、みんなの気持ちも良く理解できるので、うまく調整して無事トラブルなく全国大会も終了しました。