ネジの強度(しゃちょ〜)

ネジを選ぶ際に、一般的には径と長さ、頭の形状だと思いますが、他にも強度区分などでも選定できます。
数値は色々あります、11、12.9、10.9、8.8、4.6など。
数字の見方は、小数点の右と左で分離させ、左の数字x10[kg]まで切れないという意味で、右の文字x10[%]までは、伸びても元に戻るという意味です。
12.9は、120[kg]まで切れずに、120x90%=108[kg]までは伸びてもまた元に戻る。
10.9は、100[kg]まで切れずに、100x90%=90[kg]までは伸びてもまた元に戻る。
8.8は、80[kg]まで切れずに、80x80%=64[kg]までは伸びてもまた元に戻る。
4.6は、40[kg]まで切れずに、40x60%=24[kg]までは伸びてもまた元に戻る。
ということになります。
ステンレスの場合は、材料の鋼種区分と強度区分を組合せた性状区分で表し「A2-70」のように表示されるそうです。
最初の2桁は鋼種区分、後ろの2桁は、最小引張強さ÷10[N/mm^2]になります。
A2-70の場合は、オーステナイト系ステンレス鋼A2（SUS304, SUS305, SUS XM7他）を用い、700[N/mm^2]に耐えられるということになります。