オペアンプ(しゃちょ〜)

Operational Ampliferの略。オペアンプを使った回路が組めると、いろんな物が簡単に作れるようになります。単純に信号増幅だけでなく、加算回路、減算回路、はたまたボルテージフォロアという謎な使い方まで。
学生さんなどは一生懸命、増幅回路のR1、R2を使う増幅率を暗記しようとされていると思いますが、僕はしょっちゅう忘れます。特に憶える気もありません。オームの法則を使った算出方法を知っているからです。私も学生時代に、制御工学の授業で「ラプラス変換の式は憶えなくて良いです。この本に書いてあるということを憶えておきなさい」と言われたことがあります。
高校生までの勉強と違って、憶えていることが重要ではなく、使えることが重要になるので、すぐに手の届くところに自分の分身(参考書)を置いておく方が重要なのです。いざというときに、すぐに調べられるように。
私は学生時代から試験中は、机や筆箱、手のひらが僕の分身になってくれてました。
時には何故か、重要な式が書かれているページが開いたままの参考書が、偶然にも足元に落ちてたりしてましたが。。。今は情報の時代。使える情報は有効活用しなくてはなりません。早速拝見させてもらってました。おっと。カンニングではありません。あくまで自分の分身です。私の一部です。Enbodymentです。身体の拡張です。脳の外部分散化です。リモートブレインです。
カンニングは他人の答えを見ることです。カンニングはダメです。小学校の頃、一度やってみたのですが(確か苦手な国語の試験だったような気が)、隣の人の答えを写した際に間違って写してしまい、結局×でした。ドキドキした割りには何も得られませんでした。隣の人は自分とは違う人格を持っているので、自分の分身にはなり得ません。まぁ、一生、共に生活するなら別ですが。
そういえば、生まれたときからずっと横にロボットがいて、人が成長する過程で見るもの体験するもの全てを共にしたロボットは、自分の分身になるんでしょうかね?
知能は身体がないと発達しないと言われていますが、一応ヒューマノイドなら自身の身体を持っているので、理論上は可能なのでしょうか?それともやはり、根本の構造が違うから無理なのかな?
ただ、人間の行動はかなり過去の経験に基づいています。コミュニケーションにおいても、相手の心が分かるというのは、過去に同じような経験を自分自身がしているからです。ということは、成長の過程を共有したロボットであれば、ある程度は人間の分身になりえるのかなぁ?

えらく話がそれてしまいましたが、オペアンプは「+と-の入力端子がイマジナリーショートしている」ということさえ憶えておけば、あとはオーム(キルヒホッフ)の法則です。イマジナリーショートとは、実際はつながっていないけど、つながっていると仮定することです。つながっているということは、電圧が一緒ということです。