玉川大学「ロボット工房」開設記念シンポジウム」(しゃちょ〜)

8/5 10:00から「触れてみよう!脳とロボット」が開催される。
併設して、15:00〜16:30に玉川大学で「ロボット工房」開設記念シンポジウム」が開催される。ポスターを頂いたので添付します。
フムフム。。。世界脳週間2006というのが年間を通じて、いろんな所で開催されているのかぁ。知らなかった。
ロボットと脳は、割と密接な関係にあるかと思います。現在のロボットは、イベントなどで大変な人気ですが、これといって用途がない。一番用途があるのかな?と思える所は、脳と身体性。つまり、人間の脳は、体があって初めて発達するというものです。脳を研究する際には、体(ロボット)が必要というわけです。
確かに5感で見て、聞いて、臭って、触って、感じて、初めて、それを繰り返すことで、赤ちゃんから大人になる過程で、どんどん脳が発達していくんだと思います。もちろん、先天的に埋め込まれた部分も多いとは思いますが。
なので、脳を作ろう!といってコンピュータ上で一生懸命プログラムしても、人間の脳には近づけないのかな。と思います。
よく言われる話ですが、「ロボットに知能を持たせるには?」という質問に対し、答えは大きく2つあると思います。「ロボット自身に自我に目覚めさせる」と「全て人間がプログラミングして、それっぽく振舞う」です。前者は完成すればすごいことですが(ちょっと怖いですけど)、その結果(知性)が人間に理解できるものかどうかは不明です。なんといっても、人間とロボットは根本的な構造が違いますから。違う物から同じ物は生成されません。双子でも、育つ環境は微妙に違うわけですから、それぞれの性格や感受性、意識が違いますよね。
後者は人間が作りこむので、意図した結果がロボットから返ってきます。この時の「知能」は、視点が人間なので、人間が判断した時の結果だからです。なので、こっちの方が人間からみて知能があるように思える場合が多いです。もちろん、全ての状況に対して、いちいちプログラミングしないといけないので全てを網羅するのは不可能ですが。
(視点を変えると状況が変わる。。。相対性理論みたいだなぁ。)

視点を「神の目」にしたら、既に現在のロボットも、人間に見えないところで自我に目覚めているのかも。。。