⾃律⾛⾏型清掃ロボット「TOギャザー」(しゃちょ〜)

先日、日経xTECHに当社が開発を手伝った⾃律⾛⾏型清掃ロボット「TOギャザー」の記事が掲載されました(有料会員になると全記事が読めて、記事後半に弊社の名前も出てきます)。
実現場で「使える」「使い続けられる」ロボット開発という弊社の理念が入ったロボットになります。
いわゆるお掃除ロボットなわけですが、掃除自体はルンバに代表されるように一般的なものになってきていて、これを建設現場で活用しようとなった時に問題となる「清掃エリアの設定」を建設現場ではお馴染みの赤い三角コーンを使う点がミソです。
現場の作業員は三角コーンは見慣れていますし、これを複数個(3個以上)配置するとその内接多角形が自動で作業エリアになります。あとはロボットのスタートボタンを押すだけ。
初期設定は全く必要ありません。
当然「専用」のエリア設定冶具を使ったり、建築物の設計図面を読み込ませたり、ロボットに付いているモニタの画面でエリア指示したりといった方法もありますが、これでは現場作業員が「すぐに」使うにはハードルがやや高いです。
サービスロボットの最大の問題は「シーズ志向」型のロボット開発にあり、「ロボットの専門家」や「ロボットの知識がある人」「ロボットが好きな人」が中心となってモノづくりをしてしまうため、現場の「別にロボットだろうが何だろうが構わない」人にとって、ロボットを導入するためにわざわざ勉強したり昨日までと違う手順で作業をしなければならないというわずらわしさに気づきません。
このロボットは、その点だけに注目して作ったロボットと言えると思います。
このようなロボットを使ってもらうことで、ロボットの導入障壁を低減させ、またロボットの恩恵を享受してもらい、徐々にロボットが浸透してくるのだと思います。
記事の後半にもありますが、このロボットを応用した各種ロボットも現在開発中です。
はやくロボットが広まると良いですね。