すっぽんと擬似患者ロボット(しゃちょ〜)

先日、すっぽん料理を生まれて初めて食べました。カメだと思ってましたが、すっぽん鍋に入っている甲羅を見ると、あら?あばら骨みたいな形になってる。てっきり甲羅は全部骨(?)だと思っていたのに。この辺が、いわゆるコラーゲンたっぷりの場所なのだろうか?
イクシスでも最近、シリコンを使った肌を持つロボットを作り始めています。まず最初に使ったのが、岐阜大学と共同研究して作った「馴れ初めさん」。お医者さんの卵たち用の擬似患者ロボット。
最近は、医療の現場でも倫理や動物愛護の観点から、お医者さんになるまでは、あまり実際の患者さんを扱わせてもらえないらしい。なのでこういった擬似的に様々な病気を再現できるリアルな人形が教育現場で求められているそうな。我々は、この人形に何十個ものセンサ(感圧センサやピエゾセンサ)を埋め込み、顔や目を動かし、音声認識/音声合成で対話できるようにさせています。体をツンツン触ると「イタッ」と言ったりします。
通常のシリコンでは、しばらくすると油分(シリコンを混合したり柔らかくしたりする際に使うそうです)が染み出てきて、1年ぐらいすると型崩れを起こしますが、我々が使用するシリコンはそういったものがないので長持ちしますし、ベタベタしません。